木々の香り、やさしい手ざわり、
　　　　自然そのままのものづくり。

わたしたちは自然からいろいろな恵みを受けて生活してきました。
海から、大地から、そして森から。
わたしたちの生活に豊かさを与えてくれた自然の恵みは、より便利な生活のためにと加工を繰り返し、いつの間にか本来のカタチからかけ離れてしまいました。そして、気がつけば使い終わっても自然に還ることができないモノばかりです。
自然とのバランスをこれ以上崩さないために、また、わたしたち自身が安心して暮らしていけるために、「自然そのままシリーズ」をつくりました。

安心な暮らしのために。

家具業界では日本工業規格や建築基準を参考に安全性に配慮した製品づくりをしているのが一般的です。しかし、これらの基準は有害な化学物質であっても制限付きで使用してもいいという内容です。
これに対して食品業界では有機JAS法という基準があります。種まきや植え付けの時点からさかのぼって2年以上、禁止されている農薬や化学合成肥料を使用しない水田や畑で栽培することなど、厳しい制限が設けられています。
「自然そのままシリーズ」では、生産や流通の過程で農薬を使用しない素材、生産者が特定できる地元の素材を活かすことで、木が自然に還ることができるレベルの製品化を実現しました。

「自然そのままを受け入れる」
　　　　　という考え方があります。

Wild Craftのものづくりに使用している「葉枯らし乾燥」の木頭杉は、使い込むほどに深く落ち着いた色合いへと変化していきます。多少のキズや汚れも風合いへと変えてしまう生命力を持ち合わせた素材でもあります。
本物の木の香りや手ざわりを暮らしの中で感じられたらと「自然そのままシリーズ」の製品は無塗装仕上げを標準としています。キズや汚れといった表面的なことよりも、木の魅力を活かすことにこだわりカタチにしました。木と向き合い、木の特性を理解し、それを受け入れることができれば、わたしたちは自然と調和することができ、また、快適な暮らしを手に入れることもできると考えています。